眼鏡なしで遠くも近くも見える

老眼治療をすると、日常生活で眼鏡がほぼ不要になります!


アフターケア

老眼治療はほとんどの方にとって大変良いものですが、稀にどうしても慣れないという方がおられます(報告にもよりますが100人に1人程度)。そのような場合でも、老眼治療用レンズを摘出し通常のレンズに入れ替える事で対処が可能です。

また、たまにピントが狙いよりも多少ずれることがあります。そのような場合でも、当院ではレーシックを用いた乱視の治療やピントの微調整が可能です。

レーシックの機械は広島県西部に1台しか導入されておりません。当院は広島県西部で唯一の、老眼、乱視、遠視、近視すべてを治療可能な眼科です。


どういう治療なのか

老眼治療の内容は、「眼の中に老眼治療用レンズを手術して埋め込む」というものになります。

手術内容は、実は白内障手術とほぼ同じです。使うレンズが老眼治療用の特別なものになります。


治療プランと費用

「自由診療」と「選定療養」というものがあります。厚生労働省が未認可のレンズを使うと自由診療、認可したレンズを使うと選定療養にになります。

厚生労働省の認可には時間がかかるので、最新型の高性能レンズを使いたいなら自由診療のレンズ、厚生労働省の認可を重視するなら選定療養のレンズを選択して下さい。

自由診療のレンズ:

  下記記載の費用。手術後3カ月の点眼、診察費用込み   

選定療養のレンズ:

  老眼治療用レンズ代金 + 白内障手術一部負担金

になります。白内障手術一部負担金は、健康保険の負担割合によりますが

 片眼あたり
1割負担の方16000円程度
2割負担の方18000円程度(高額療養費対象の為)
3割負担の方48000円程度

になります。

手術内容自体は白内障手術とほぼ同じなので、手術代には健康保険が使えますが、老眼治療用レンズ代には健康保険が使えず、全額自己負担という形になります。

※正確には、老眼治療用レンズ代と老眼治療に必須の検査代を足した額から、通常の白内障治療用レンズ代を引いた金額になります


レンズ一覧表

レンズ名乱視用近くの見え具合1m位の見え具合遠くの見え具合見え方の質価格(片目)
インテンシティ50万
乱視用+5万
パンオプティックス27万+白内障手術費用
乱視用+2万
オデッセイ27万+白内障手術費用
乱視用+2万
ヴィヴィティ×27万+白内障手術費用
キャメルレンズ30万
乱視用+10万

レンズ詳細情報


インテンシティ

世界初の5焦点レンズ。

遠方から手元40センチまでスムーズで連続した見え方を実現しています。見え方の質も良好で、暗い場所でも見えやすい。

厚労省未認可のため、自費診療になります。


パンオプティックス

ヨーロッパでシェアNo.1の3焦点レンズ。
遠方から手元40センチまでスムーズで連続した見え方を実現しています。見え方の質も良好で、当院お勧めのレンズです。

厚労省認可があり、選定療養になります。


オデッセイ

2焦点+焦点拡張型レンズ。
見え方の質が良好で、どの距離でも自然にピントが合います。ピントの合う範囲を重視する方にお勧めです。

厚労省認可があり、選定療養になります。


ヴィヴィティ

焦点拡張型レンズ。
見え方の質に優れ、他の多焦点レンズよりも自然な見え方が期待できます。夜間のハロ、グレアも極めて少なく運転する方にお勧めです。
近くは50センチ程度からピントが合うため、ある程度は裸眼で見えますが、細かい文字を読んだりスマートフォンを使う際は老眼鏡が必要なこともあります。

厚労省認可があり、選定療養になります。


キャメルレンズ

焦点拡張型レンズ。
他のレンズと異なり、すでに白内障手術を受けられた方に後から追加で入れる老眼治療用レンズです。
近くは50センチ程度からピントが合うため、ある程度は裸眼で見えますが、細かい文字を読んだりスマートフォンを使う際は老眼鏡が必要なこともあります。

厚労省未認可のため、自費診療になります。


治療後の注意点

  • 手術のあと5日間は目の中にばい菌が入りやすい状態ですので、目をこすったりしないように注意して下さい。
  • 目を使うことは問題なく、通常の日常生活(掃除、庭仕事、運動は除く)は術後すぐから可能です。
  • 洗顔は手術後5日間くらいさけましょう。